邪気を跳ね除け、女児の健やかな成長を願う「押絵羽子板」。
古くから正月の贈答品として根付き、そのきらびやかな表情は今も人々の暮らしに彩りを与えてくれます。
今回ご紹介するのは、国内のみならず世界中の人たちに完全オーダーメイドの押絵羽子板をお届けしてきた「さか田」さん。代表を務める坂田宗觀さんは、もともとはストーブ会社に勤める会社員でした。当時、ストーブの転倒による住宅火災がたびたびニュースで取り上げられる中、若手社員でありながら自動消火装置を開発。これが特許を取得するほどの発明となり、社会や会社に大きな貢献を果たしました。そんなアイデアマンだった坂田さんは、結婚を機に奥様の実家を継ぐかたちで、縁もゆかりもなかった押絵羽子板の世界に飛び込むことになります。

45年前、未経験ながらに押絵羽子板の世界に飛び込み、温故知新の精神で独自性の高い羽子板ブランド「匠一好」を立ち上げる。以来、羽子板制作に励むかたわら、地域の子どもたちにものづくりの楽しさを教える活動にも注力している。
| TEL | 048-752-8585 |
|---|---|
| 所在地 | 埼玉県春日部市粕壁東1-23-27 埼玉県春日部市粕壁東1-23-27 |
| HP | http://www.takumi-ikko.com |